CAMコース

下の あやこさんの投稿内容の補足(になるかな?)コメントにしようかと思いましたが長くなるので投稿にしました。

私の場合は、アロマセラピー・マッサージ(アロマとマッサージは厳密には別資格ですので)・リフレクソロジーの資格(GCPですが、今はITECと合併になりました)は2001年、つまり5年前に取りました。

私の時はすでに白衣着用、靴の色まで決まっていました。
髪も厳しくて 長い場合は束ねるのがあたりまえですが、セミロングなどの場合でもキッチリとゴムでくくって、前に髪がたれてこないように義務付けられていました。
また、ワゴンの上の整理整頓、クリニック(私たちのカレッジは専用クリニックがあったので)の流し台(手洗い台)の清掃の徹底までありましたし、いろいろ厳しかったです。

一方、 IF○○のアロマの資格もイギリスで取りましたが、施術に関してはその学校では全く衛生概念がありませんでした。 精油やキャリアオイルの管理すらきちんとなされていませんでしたし、 生徒の施術時の格好もまったくおかまいなしでした。 

個人的意見ではありますが、ITEC及びGCP というのは政府系です(だからこの2つは合併したんだろうと思うのですが)。 したがって、余計に衛生概念についてはうるさいのかもしれません。どちらがいいかは言わずもがなです。 かといってすべてのITECやGCPの学校が同じかというとそうではないです。 ITECでも、衛生概念などのない生徒がいても全くおかまいなし、という学校(ロンドン近郊。そして日本人生徒が多いので金づるだからでしょうか・・・カレッジのコースではなく個人スクールだそうですし)の話を聞いたことがあります。 

ちなみにカレッジのCAMコースで救急法をやっても、実際に医療機関で補完療法をする場合は、その救急法の授業だけでは不足とみなされ、施術はできません。 私自身、GCPで、1日、そういうクラスがありましたが、それはあくまでCAMのディプロマのため だけ であり、実際に医療機関では別の話です。 医療機関に入って施術するには、カレッジなどで別枠でやっている丸4日間行われる First Aiderのコースを受講し試験に合格しないと(たとえ看護師でも)、 NHSではCAMの施術の担当はできないことになっているので厳しい(法規として)です。

しかし、患者さんはそれはとても安心しています。 ただ「癒しでアロマ~」など世間で思われるレベルではなく、やはり万が一のときに 対応してもらえる、という「安心感」です。 万が一といっても、いろいろな状況がありますし。 何かあってから、ではなく やはり「転ばぬ先の杖」としてのこと、それに対する安心感を患者さんに提供することも今日においては1つの義務ではないかなと思います。

いろいろ規制が厳しいのは、 アメリカの影響で、 No Win , No Pay (裁判に負けたら費用は払わなくてもいい) という訴訟システムの増加で、少しのことでも訴訟にもっていく人が多いからです。 ですから、何もケチをつけられないように、キチンとしておく必要があるのです。 なんでも訴訟に持っていくヒトが多い一方、 ちょっと習ったら、すぐに何でもできると勘違いして「○○セラピー はじめました」 とサロンで広告する(日本でありがちですが)セラピストもいて、そのセラピストが当然未熟なテクニックや知識によりクライアントに問題を起こすケースも多々あります。 したがって、私が以前 受けたVodder のMLDでは、一次コースのBasicレベル終了時に 「練習以外のクライアントは取りません。」という念書を書かされます。これはディプロマレベルにも至らない 「ちょっと習っただけ~」のセラピストが引き起こすトラブルに、協会側が巻き込まれるのを防ぐ意味です・・・。
ちょっと日本では考えられないかもしれませんが・・・。

昔の「よき時代」からは世相が変わっています。精油だってマガイモノが多くなり、そのあたりをうまく見分けることも必要です。 それに前述のような裁判も多いから、やはりどうしてもいろいろな法規や知識を踏まえることは(医療現場でやるのではなく、サロンだとしても)必要になってきたのではないでしょうか? 精油の成分志向に走る風潮は別として、やはりある程度の法規に従っていくことはこれからの社会では必要不可欠です。

昔のように誠実に一生懸命 補完療法をやって、科学的には明快な答えが出なくても朴訥とやっていく・・・という方ももちろん今日においてもいらっしゃいますが、イギリスでも日本でも あれだけ「なんちゃってセラピスト」が氾濫し、それが金の亡者のようになり、濡れ手で粟のようなスクール、または医療従事者だって、「看護婦だから、ちょっと(アロマだって)習えばわかる」とナメてかかる人だっています。(全部じゃないですけど) 悲しい現実ですけど、それらに対応して(対抗して)いく措置もやはり必要になってきたのも 流れ の1つじゃないかと思うのです。

by ゆきえ
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by holistic-care | 2005-08-03 16:19 | ホリスティックケア
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