アロマの師匠との再会

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 このブログのCAMコースいまむかしに書いた先生、近くのベジタリアンレストランで10年ぶりに偶然に再会しました。
先生は、アロマセラピーのディプロマコースの学校を個人で運営していましたが、アロマセラピーが大学の学位コースなどに組み込まれてゆくなかで、何かが違うと感じ、国外にでました。
トットネスは小さな街なので先生の消息は他のセラピストなどからちらほらと聞いていましたが、実はインドでプライマリーヘルスケア教育(啓発)に携わっていたそうです。
その日、たまたま、医療と文化(リン ペイヤー著 世界思想社刊)という本を読みしかも持ち歩いていた私は、
「医療はその国の文化の理解なくしては成り立たないでしょう?」とイギリス(先進国)の医療との違いに直面したであろう先生のナマの経験をきけることにワクワク。
先生が関わっていたのは、インドの小さな村で女性のグループにセルフケア、家庭看護、エイズ予防の知識を伝えるというプロジェクトでした。
インドの都市化にともない病と治療の形態に変化がおこっています。
民間療法、そして現代医学をもってしても対応できない感染症(エイズ)は正しい知識と予防、あとは免疫力をあげる生活の工夫しか手立てはありません。
先生が直面したのは、「性のタブー性」でした。
アフリカでも問題は似ているのだけれどインドほどのタブー性がないだけに、ひとびとはそれについて話し合えるし、対応がしやすいとのことでした。
このような、予防医療のプロジェクトは国連などの大きな組織の活動としてなされた際に、どうしても現地の文化の無理解が障壁になりやすいそうです。
ヒンズー教、男性と女性のあり方のちがい、生活そのものや価値観、死生観など、西洋型の常識はまったくあてはまらないことがままあるということでした。
そして、先生自身が現地の生活や価値観、たとえば原始的な食生活や家族のつながり等から学ぶこともおおく、教えることと教えられることは不可分であると感じたそうです。
私が、「看取りとヒーリング」をテーマにした勉強会を開きたいと伝えると、ある本を推薦してくれました。
その日、地元のヒーラーに相談したときに教えてもらったSteven Levine氏の同じ著書でした。
こういう不思議な日ってあるものです。

医療と文化と宗教 看護と予防医学と草の根の活動 西洋と東洋
これらがキーワードとなって
天から降ってきた?
ような金曜日でした。

by あやこ
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by holistic-care | 2005-10-30 23:11
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