私が実習しているリンパ浮腫クリニックでの出来事です。
ある患者さんは、症状もコントロールでき、浮腫も一段落しています。 集中治療も終わり、もう毎日通院しなくてもよくなったのです。 もちろんSLD(Simple Lymph Drainage または Self Lymph Drainage)は続けてもらわなくてはいけませんし、弾性ストッキングの着用ももちろんですが・・・。 担当セラピストが 「では、もう今度からは3ヶ月に1回のフォローアップだけでいいですよ。 もちろん、何か様子が変わったらそのときはいつでも連絡ください」 と伝えると 「通院しなくても良くなったというのは嬉しいけれど、私はここに来るのは楽しみだったから とても寂しい・・・」 とおっしゃいました。 その患者さんが言われるには・・・・・ ・通院でここに来ると、まずはレセプションの方が明るく応対してくれて、待ち時間の間(注:実際には待合での待ち時間というのはそんなにありません。全部、時間予約で余裕を持っているので)も、紅茶やお菓子を出してくれて、「病院」といった辛気臭い(?)イメージがない。 ・施術の間も、GPには聞きにくいようなこともここでなら聞くことができるし、きちんとしたアドバイスがいつも的確に返ってきてとっても安心。 ・どんな小さなことでも、とても聞きやすくて、わかりやすく説明してくれる。 施術で、症状が目に見えて改善されるのも嬉しいけれど、自分の身体についての疑問も、しっかり説明してくれる安心感がとても心地よかった まさに、こういうのこそが、新種のクスリでもなく、機械でもなく、 やはり 人と人 とのふれあいあってこそでもあり、それと同時に、施術側もしっかりと責任を持って施術し、専門用語をひろげるのではなく、 相手にわかりやすいように説明する、といったことの本当の重要性を感じました。 こういった「安心感」というのはアロマセラピーやホメオパシー、ハーバルメディスンでもカバーできません(苦笑)。 もちろん機械でやっていかなくてはならないこともあるだろうし 薬も大事です。 でも、やはり「人」が相手であり、また、責任を持って施術していく立場の態度というのは 何ものにも代えられないことでもあります。 実習を通して、施術のことはもちろんなのですが、そういった基本的接遇面や施術者としての義務についてさらに気づかされます。 ![]() 写真は、患者さんへ渡す資料。 渡すときも丁寧に説明します。 もちろん自由に患者さんが資料を取って帰るのもOKです。 byゆきえ
by holistic-care
| 2005-12-21 01:28
| ホリスティックケア
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